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【書評と要約】読んだら忘れない読書術_読書しても忘れちゃう。でも忘れたくない人のために

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この記事はこのような方にオススメ

・本を読んでもすぐに忘れてしまう

・読んだ本を忘れないで覚えていたい

・忘れたら意味が無いと思っている

・とりあえず何か読まなきゃと思っている 

 

本を読んでも忘れてしまうことってありますよね?読んでも忘れしまうということは「知識」として定着していないということです。「知識」として定着しないのであればいくら読んでも意味が無いですよね。もちろんエンターテイメントとして読書を楽しんでいるのであれば覚えていてもいなくても何の問題もありません。でも仕事に役立てたい、スキルアップしたいと思って読書をしているのであれば何も覚えていないのは時間の無駄です。本書はそんな無駄な時間を過ごさないために「知識として定着させるための読書術」を紹介しております

 アウトプット読書術

読書した内容を記憶にとどめて定着させる最も大切なことは「アウトプット」することです。人はアウトプットをすると記憶に定着します。そしてアウトプットにもさまざまな種類があります。最も簡単なのは「話す」「人に勧める」まずは他人に自分の読んだ本について話してみましょう。そして読んで良い本だと思った場合には勧めてみます。また、喋って勧める以外にも「SNSでシェアする」「書評を書く」などのアウトプットもあります。こちらはただ勧めるよりも時間や労力が必要になりますがその分より記憶に定着します。そして大切なのはアウトプットするつもりで読むということです。ただ漫然と読むのではなくアウトプットするつもりで読むと自然と向き合い方も変わりますし、マーカーを引いたり折り目を付けたり重要な部分に印をつけるようになります。そういった行動もより記憶に定着させることにつながります 

スキマ時間読書術読書

はまとめてするよりもスキマ時間で行ったほうが記憶に残ります。人は制限時間があるほうが集中力が高まるからです。何かの作業を行う時、作業のやり始めと終わりに集中力が特に強くなります。これは始まった時の「さぁやるぞ」という気持ちと終わる前の「もうひとふんばり」という気持ちが集中力を引き出すからです。スキマ時間で読書を行うということはこの集中力を利用するのです。脳科学的には人間が極めて高い集中力を発揮できるのは15分というブロックだということなので日常生活の中の15分のスキマ時間をフル活用していく必要があります 

まとめ

著者の勧める記憶に残る読書はこの「アウトプット」と「スキマ時間の活用」がメインです。本書ではいかにこの読書術を行うかの実践的アドバイスや本の選び方、SNSの活用などがまとめられていますので気になる方はぜひ手に取ってみてください。  

著者紹介

樺沢紫苑(かばさわ しえん)1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004年からシカゴのイリノイ大学に留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。 メールマガジン「精神科医・樺沢紫苑 公式メルマガ」など15万部以上を配信。 Facebookの「いいね!」数は約14万で、個人では最大規模のFacebook運営者として知られる。Twitterフォロワーは約12万人。 著書に『メールの超プロが教えるGmail仕事術』『ツイッターの超プロが教えるFacebook仕事術』『SNSの超プロが教えるソーシャルメディア文章術』『もう時間を無駄にしない!毎日90分でメール・ネット・SNSをすべて終わらせる99のシンプルな方法』『頑張らなければ、病気は治る』など。