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【書評と要約】LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略

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この記事はこのような方にオススメ

・寿命が100歳になるって聞いたけど本当?

・100歳まで生きると言われても困る

・LIFE SHIFTの内容をざっくり知りたい

 

 

みんなの寿命が100歳になる。

どこかで聞いたことがあるかもしれません。

国連の推計によるとこの記事を読んでいる日本の50歳以上のほとんどが100歳まで生きるらしいです。

少し前までの世代であれば教育を受ける時代⇒働く時代⇒定年後の老後という3つのライフステージを意識していれば良かったのですが、100歳まで生きるとなると60歳が定年だとしたら老後が40年もあるということになります。

そう今までのライフプランが通用しなくなった時代に入ってきているということです。

そんな100歳までのライフプランについてどう考えれば良いのか導いてくれるのが本書です。

 

LIFE SHIFT(ライフシフト)とは

ライフシフトの大きなメッセージは100歳まで生きるとなると定年後の人生が今までと比較して大きく伸びるということです。

60歳で定年なら40年、70歳まで働いたとしても30年が定年後の人生となります。

その長い老後の時間を有意義に過ごすために必要なのがお金などの見える価値(有形資産)と対になる見えない資産(無形資産)だということが大きなメッセージです。

無形資産を分解すると3つに分かれます。

生産性資産

スキル・仲間・評判などの会社に頼らずに所得を得るための資産のことです。

有形資産よりも無形資産の方が大切と言っても所得無しでは生きていけません。

そして定年後の人生が長くなるということは会社という看板に頼って稼ぐことが出来なくなるということですので、スキルや仲間を活用して個人で稼ぐということが重要になります。

活力資産

長生きするということは当然「健康で」長生きしたいですよね。

不健康な状態で長生きしたいとは誰も思わないと思いますので健康で長生きするための活力資産というものが大切になります。

ここには心の健康という意味で友人関係や家族関係も入ってきます。

変身資産

100歳まで生きるということはその間に世の中もどんどん変わっていきます。

特に昨今ではテクノロジーの目覚ましい変化によってスマホを始めとしたデバイスで実現可能なことがどんどん変わってきていることと、環境問題が大きなトピックだと思います。

変身資産とはそんな環境の変化に対応するために自分自身も変化する能力のことを指します。

100歳まで生きるために心がけておくこと

100歳まで生きるために若いうちから心がけておくべきことが沢山あります。

貯蓄に取り組む

当然ながら長生き=お金がかかるということです。

本書の中の例えでは2016年45歳の方が70代前半まで働いたとしても所得の10%を貯蓄に回さなければ老後資金が足りなくなるとされています。

貯蓄は長く取り組むほど楽になりますので当たり前の話ですが、早いうちからコツコツと行いましょう。

学び続ける

新卒で入社した会社で定年まで勤めあげるという時代は終わりました。

そうなると必要とされることは生涯学び続けることです。

今持っているスキルの中でも陳腐化しないスキルと陳腐化するスキルがあります。

もしかすると今の仕事が10年後にはロボットに取って代わられるかもしれません。

今の仕事が続けられなくなったとしても働き続けるためには学び続けることが大切です。

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働き続ける

人生が長くなるということは定年を迎えてのんびりということにはなりません。

長く働くことも大切になります。そのためには仕事に対するスタンスや仕事をする意義についても考えておきたいです。

長く働くにも関わらず嫌々仕事をするのも辛いので出来るだけ自身の強みを生かせる仕事をできるように若いうちから準備しておくことが良いです

終わりに

著者は「100歳のあなたが、今のあなたの決断をどう見るのか?」を考えて欲しいと問いかけています。

長寿の時代ではこれからのライフプランを見直して100歳まで生きることに備えることで初めて長寿の恩恵を享受することができます。

本書を手に取っていただいてまずどんな準備をすべきかを学びましょう!

 

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