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【ベストセラー英単語帳Duo3.0】の魅力と使い方を徹底解説

世の中にはたくさんの英単語帳が溢れています。その中でも長きに渡って使われ続けているのがDuo3.0.たくさんのサイトでも勧められていますしベストセラーなのでご存知の方も多いかと思います。この記事ではそんなDuo3.0が『なぜ売れているのか?』『どこが魅力なのか?』『どうやって使うのか?』徹底的に解説します。

 

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この記事はこのような方にオススメ

・英語の単語帳を探している

・Duo3.0を使っている人の声が聞きたい

・Duo3.0ってどんな参考書なのか知りたい

・英語単語を効率よく学びたい

・TOEICや英検を受験する前に基礎を固めたい

Duoが他の英単語帳と何が違うのか

Duoのどのような部分が他の単語帳と違うのか?

どのような点が優れているのか?

その特徴を解説していきます

1つの例文で4~5個の単語が覚えられる

Duo最大の特徴は何と聞かれれば「1つの例文で複数の単語が覚えられる」この部分が最大だと思います。Duo本書のWhat`sDUO3.0という導入部分にも以下の通り記載されています。

日本の「いろは歌」をヒントに、現代英語の重要単語1572語と重要熟語997語を重複なしで560本の英文に凝縮させました。

昔なら560本の例文からは560語の重要語しか覚えられなかったのに、Duoならわずか560例文で標準レベルの単語集1冊分の単語+熟語集1冊分の熟語が完全にマスター出来ます。

この、一つの例文に対して複数の覚えるべき単語と熟語が入っているということが非常に重要です。Duoを使い込んでいくと分かるのですが、単語や熟語をそれ単体で覚えるという作業と比較して例文として覚えるという作業の方がかなり覚えやすいです。一見すると例文の方が覚える分量が多いような気がするかもしれませんが、単体で覚えるよりも例文のリズムで覚える方が意味まで記憶に定着しやすいです。

例えば「Ms.Yamada translated the fascinating fairy tale into plain Japanese」という1例文を覚えることで①translated ②fascinating ③fairy ④tale ⑤plainという5つの単語を覚えることができます。

またこの例文ではfairy tale=おとぎ話という使い方も覚えることができます。

 

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派生語や関連語も含めるとかなりレベルアップ

Duoで見出し語となっているのは先ほども記載した単語1,572語+熟語997語の合計2,569語です。しかし実際にはそれプラス派生語や関連語が2,214語掲載されています。これらを合わせると合計4,783語とかなりのボリュームとなり、すべてをマスターすると相当のレベルアップが見込めますのでまずは色々手出しするよりもDuoが完璧になるまで擦り切れるほどやるのが良いと思います。

例文に不自然な言い回しが無いかネイティブがチェックしている

Duoの例文は1例文に3語以上の単語が収録されているのが普通です。しかし例文に単語を詰め込むことが目的になってしまい例文が不自然な言い回しになってしまっては逆に学ぶべきではない単語帳になってしまいます。そこでDuoでは米国の大学教授3名を含む15名のネイティブで例文の改良を重ねています。だからこそ英語上級者からも「結局Duoに戻ってくる」という評価も得ているのだと思います。

わずかだがストーリーがある

単語帳には無機質なものが多いです。たしかに長文と違って例文もほとんどが一つの文で終わってしまうのでそこにストーリーを入れるのは難しいと思います。しかしDuoではそんな中にも登場人物にキャラクターを持たせ、ストーリーを与えています。

ちょっと感じの悪いニックや遊び歩いているジェニファーなど。

そのストーリーによって単語学習が楽しくなるとまでは言いませんが、多少なりとも無味無乾燥な単語学習に楽しみを見出させようとする製作者の気持ちが伝わってきます。

英検準1級、TOEIC600点~780点レベルに対応

Duoの掲載後は見出し語2,569語に派生後と関連語の2,214語を合わせると4,783語になります。これに中学で学ぶ基本語(I/my/do/goなど)の1,000~1,500語や日本語として定着している語(cancel/victory/trendなど)を合わせると6,000語程度の語彙レベルになります。このレベルの語彙量があれば日常的コミュニケーションや語学試験においても対応可能だということです。さらにDuoにはその6,000語レベルを超える同意語・反意語を3,083語掲載しておりその全てを習得すると語彙量は合計9,000語レベルになります。

付属のCDを購入するのは必須

Duoの書籍には音声データが付属していません。音声データは別途でCDを購入する必要があります。なぜ別売りになっているかというと基礎編と復習編に分かれているので自分の好みで選ぶことが可能になっているからです。

基礎編

基礎編はCD5枚組になっていています。収録内容は①見出し例文和訳⇒②見出し例文英語(スロースピード)⇒③各見出し英単語/熟語(スロースピード)⇒④見出し例文英語(ナチュラルスピード)となります。初めてやる方はこちらの方が取っつきやすいのかもしれませんし、一つ一つの単語の発音をしっかりと確認したいかたにも良いのかもしれません。

 

復習編

復習編は560の例文をナチュラルスピードでひたすら読み上げられます。途中にはSection1、Section2とSection変わった時にSection numberが言われるのみです。Sectionは45までです。復習編だと560の例文がほぼ60分で聞くことができますので通勤などで1日1回聞くと決めて学習するのに良いです。私も通勤が1時間以上かかるので1日1回を最低限の目安にしています。

 

どちらが良いか?

どちらが良いかと言われると私としては復習編を推奨します。何故なら、基礎編から始めても慣れてきたら結局復習編にいくからです。基礎編のCDでナチュラルスピードだけ聞きたいと思ってもそこだけ抽出して再生することは出来ません。慣れてくるとナチュラルスピードで聞き取れるようになりますし、むしろそうなるように努力すべきだと思います。和訳もDuoそのものを繰り返し学習していれば不要なので煩わしくなります。

使い方

私の使い方をご紹介します。私はこのやり方を5か月継続しており今ではほぼ聞き取れます。もちろん和訳なしで例文の意味も分かります。

現在は派生語・関連語を覚えようと取り組んでいます。

① 復習編を毎日1周リスニング

まずは聞こえなくてもよいので復習編を1日1回は聞きます。1時間なので通勤+αの時間で聞くことができます。ナチュラルスピードなので最初は全然聞き取れないと思います。大丈夫です。最初はみんな聞き取れないです。だからこそ頑張るのです。

② 並行して回す

1日1回のリスニングと並行して通常の単語帳と同様に例文と単語の暗記作業を行います。ここで例文の文法的構造もしっかりと理解します。理解できない法構造があれば調べます。当然ながら聞くだけでは覚えません。結局はこの回す作業が重要だと思います。

③ 見出し分が完成したら関連語、派生語も併せてやる

まずは見出し文のみをしっかりと覚えるように取り組みましょう。いきなり派生語や関連語まで覚えようとすると量が多くて挫折するリスクがあります。見出し語を完璧にしてから派生語・関連語に手を伸ばしましょう

注意点

① 中学レベルの英語力は必須

Duoの例文は現実に使えるパターンを極力網羅するという狙いと、必要な文法は入れるという狙いがあります。結果として単純なSVやSVOのレベルを超えた例文もあります。

そこを理解するには中学レベルの英文法知識は必要かと思います。補足して文法の説明などは掲載されていません。

② 受験英語に特化しているわけではない

英語でのコミュニケーションレベルを上げることが目的となる単語帳であり受験や資格試験に特化したものではないので試験では出ないような口語的表現も含まれています。そういった口語表現が含まれていることを良しとするかどうか好みが分かれるところだと思います。

派生教材

Duoには本家Duo3.0以外にも様々な派生の教材が発売されていますのでこちらでご紹介いたしします

Duo select

Duo3.0では重要単語1572語と重要熟語997語を重複なしで560本の英文に凝縮でしたが、こちらは重要単語1000語+熟語600語を377の例文にまとめています。

Duo ザ・カード

Duo3.0の例文560をコンパクトなカードにまとめています。通勤の電車などでDuoを学習したいけど参考書を開くのは面倒という人にピッタリだと思います。表面に見出し例文、裏面に和訳と重要語句が記載されています。

Duo elements

単語帳ではなく英語をイメージで捉えるということを重視した参考書になります。990のピクチャを通してネイティブのように前置詞と副詞の感覚を身につけるための参考書です。

THE Duo 英語×論理的思考力

Duoシリーズ初の英文法書です。

「イギリス・アメリカの人々の〈合理的で論理的な見方・考え方〉を理解する本」と 「総合英文法書」を1冊に融合させることでネイティヴや帰国子女と同じように〈英語を英語のまま捉える「本物の英語力(=合理的・論理的思考を伴った英語力)」〉を、 短期間で確実に身に付けることができるということです。

まとめ

いかがでしたか?英語を学ぶのは大変です。

今の日常生活にプラスアルファでの学習となると時間を確保するだけでも大変だと思います。しかし、大変だからこそ他の人で継続してしっかり実行できる方が少なく差別化に繋がるんだと思います。今後はますます英語をビジネスや日常生活で当たり前のように使うことが求められる時代だと思います。そのためにも英語学習の第一歩としてDuo3.0を活用してもらいたいと思います。Duo3.0を1冊マスターするとその他の参考書などを見た時にかなりの確率で単語の意味が分かるので上達していることが実感しやすくなるとおもいます。そのレベルにいくと英語学習が楽しくなり継続に繋がるでしょう。今回の記事が皆さんの英語学習に少しでもお役に立つことを願っています。