この前は日経225に関する記事を書きましたが、同じく経済に関する記事やニュースでよく目にするTOPIXという指数がありますので今度はこちらも記事してみたいと思います。
TOPIXもそれって何？と聞かれるとちょっと答えに困ってしまう方が多いかと思いますが、ビジネスマンとしては改めて上司なんかに「TOPIXって何でしたっけ？」とは聞きにくいですし、知ってる前提で話が進んでしまう場面もあると思うのでおさらいしておきましょう。
TOPIXとは
TOPIXとは日経225とならぶ日本の株式市場の指数のひとつです。
この場合の指数とは、日本経済の分析のためや、全体の流れを知るための目安のようなものと捉えてください。
英語圏での表記はTokyo stock price indexです。
TOPIXは東京証券取引所一部上場銘柄を対象として、東証が算出・公表しているそうです。
1秒ごとに算出って凄いですね
TOPIXは東証一部上場銘柄の時価総額の合計を終値ベースで評価し、基準日である1968年（昭和43年）1月4日の時価総額（当初数値は8兆6020億5695万1154円）を100として、新規上場・上場廃止・増減資・企業分割などを勘案し修正、指数化したものということです。
成り立ち
上記の通り、1968年1月4日の価格を基準とし、1969年7月1日から公表を開始しています。
採用銘柄
東証一部上場銘柄のうち普通株式の全銘柄が対象となります
銘柄追加・除外のルール
直接新規上場・他証券取引所経由の上場
新規上場日の翌月末
株式移転等の伴う新設会社が一部に上場
新規上場日
第二部から第一部へ上場変更
一部指定日の翌月末
マザーズ・JASDAQから第一部へ上場市場の変更
市場変更日の翌月末
整理ポスト割当による上場廃止
整理銘柄指定日の4営業日後
株式移転等のため上場廃止になり、新設会社が上場
新設会社の新規上場日
合併等による上場廃止
上場廃止日
市場第二部への指定変更
指定変更日
日経225との関係
日経225をTOPIXで割った値を「NT倍率」と呼んでおり、2000年以降のNT倍率は概ね9.5～12.5で推移しています。日経225の指数は輸出関連・ハイテク関連やファーストリテイリング、KDDI、ファナック、ソフトバンク、京セラ等の値嵩株の影響を受けやすく、TOPIXは時価総額の大きい大企業や内需関連株による影響が大きいということです。
まとめ
超ざっくり言ってしまうと、「東証一部に上場している銘柄を指数にまとめたもの」みたいなイメージを掴んでいれば日常会話に困ることはなさそうですよね。
