最近、サブスクリプションやサブスクといったキーワードは良く聞きますよね。
じゃあそれって何なの?と説明を求められるとなかなか難しい。
今回はサブスクって何なのか?事例を交えながら説明していきたいと思います。
サブスクリプションの言葉の本来の意味
サブスクリプションは英語で表記するとsubscriptionとなります
英語としてのそもそもの意味は、①寄付(寄付金)②予約購読 ③会費 ④同意 ⑤賛成 ⑥署名などなど色々な意味を持っています
その中でも「予約購読」という意味から転じて、最近では「定期的に料金を支払ってサービスを授受するビジネスモデル」という意味で語られるようになったということです
日常的に使われるサブスクリプション・サブスクモデルの意味
実際にサブスクリプション、サブスクとはビジネスのどんな場面で使われているのか?
もっとも良く耳にするのは「サブスクモデル」というビジネス用語だと思います。
サブスクモデルとは何でしょう?
通常のビジネスモデルと何が違うのでしょうか?
いわゆるサブスクモデルというのを簡単に言うと「一定期間での課金モデル」ということになります。
顧客は事業主からサービスを享受し、(多くの場合)は月額で月謝を支払うというモデルです。
近年ビジネスモデルを従来の販売モデルからサブスクモデルへ大きく転換したサービスの代表といえばCDやDVDでしょう。
大手CDショップは軒並み苦戦をしいられ、レンタルDVDも低迷しています。
特に若い世代にとっては音楽や映像作品はネットを通じてダウンロードするのが当然のサービスになっていると思います。
代表各はSpotifyやNETFLIXですが、これらのサービスは後述します。
また近年ではモノを所有する時代から、必要な時に必要な量のみ使うという時代へ意識が変わってきていることもサブスクモデルを推し進めている要因だと思われます。
代表的サブスクモデルの企業
Spotify
そのユーザー数は世界で1億人以上!登録楽曲数は4000万曲以上ということです。
またSpotifyには無料プランと有料のプレミアムプランが用意されています。
無料プランではユーザーはお金がかからず広告収入のみで運営されるということです。
創業は2006年スウェーデンです
2008年に音楽配信サービスをスタートさせ、2016年に日本でのサービスを開始させました
サブスクモデルの代表選手といった感じですね
NETFLIX
こちらは世界最大の映像配信サービスです
世界190か国でサービス展開しており、こちらも1億人以上の利用者を抱えています。
映画だけでなく、NETFLIXオリジナルのドラマなども配信されています。
最も大きな特徴は数万あると言われている配信映像を月額料金で見放題となります。
同時に見ることのできる人数や画質に応じて3つのプランに分かれています。
ベーシックプラン(月額800円):同時に見ることができる人数は1人で、HD動画や、4K動画は見ることができませんが、最も低価格です。
スタンダードプラン(月額1,200円:同時に見ることができる人数は2人で、HD動画を見ることができます。
プレミアムプラン(月額1,800円):同時に見ることができる人数は4人で、HD動画や、4K動画を見ることができます。
対応のデバイスとしてはテレビ、ゲーム機、スマートフォンまで豊富にあります。
surfAir
こちらは顧客に「飛び放題」を提供するスタートアップ企業です。
事業のスタートは米カリフォルニアで2011年です。
カリフォルニア州を中心とする12都市を空路でつなぐ月額固定料金のサービスをスタートさせ、2016年から欧州への便もスタートさせるということです。
Fender
世界的ギターメーカーのfenderもサブスクモデルを取り入れています。
こちらはギターを買った際にチューニングアプリケーションと、月額約20ドルで演奏を教えてくれるオンライン学習サービス「Fender Play」が付いてくるというものです。Fenderの売り上げの約半分は初めてギターを購入する初心者で、その90%が1年以内に
ギターに触るのをやめてしまうというデータがあるそうです。そこでfenderではFender Playに加入した人たちが2週間ログインしていない場合、例えば「U2」の動画と共に「あなたのレベルでこの曲が演奏できますよ」と通知します。
このように顧客との継続的な対話を持つことで、1年後に90%の人がやめるという数字を、10%減らすだけで、売り上げを倍増させることができると同社のCEOは語っています。
飲食店
近年、日本の飲食店においてもサブスクモデルが広がっていますのでここでは一例としていくつか挙げておきたいと思います。
・牛角、温野菜
・金の蔵
・ラーメン凪
・コロワイドグループ運営の居酒屋
・6curry
今、世界中で広がりを見せているサブスクモデルを紹介させていただきました。
今後もこの流れはしばらく続くと思われますので注目ですね。