2020年10月30日に東京商工リサーチが「企業名/人物名からネガティブ情報を検出するサービスの提供を開始」というプレスリリースを発表しました。
凄い時代ですね。
サービス概要
提供料金は一括記事検索費用=2,000件まで100,000円。
別途で企業情報のデータ料金、記事見出し料金、記事本文料金が必要となりますと記載されておりますのでプラスアルファで料金が必要なようです。
今までも企業としてや著名な人物の不祥事はデジタルデータとしてネット上に残り続けることの是非が問われてきましたがTSRは本格的にそこから情報を検出するサービスを開始するということです。
約100媒体、約30年分の新聞や雑誌等の記事情報から、取引先のネガティブ情報を検出するサービス(TSRコンプライアンスチェック)を2020年10月30日より提供開始
引用元:東京商工リサーチプレスリリース(2020.10.30)
たしかに企業名や人物名で検索をかけても延々と同じ内容の記事を別の媒体で書いただけのものが出てくるパターンが多いので新たな取引先候補の実態を調べたりするのに今までは沢山の時間を費やしてきました。
TSRとしてはその部分をTSRが綺麗にまとめるのでその分を料金として払って欲しいというサービスということですね。
ちょっと盲点でしたね。
プレスリリースを見た時は「うまいとこを突くなぁ」と感心してしいましたね。
また今回のサービスの特徴として
圧倒的なボリュームの記事情報からネガティブ情報を検出
検索を実行する情報源は厳選された約100媒体、約30年分の新聞や雑誌等の記事情報で、圧倒的なボリュームのデータからネガティブ情報の検出が可能
引用元:東京商工リサーチプレスリリース(2020.10.30)
と強調していることから企業によっては新たな取引先選定の一環としてこちらのネガティブチェックを活用してくる事例がでてくるかもしれません。
更に
一気通貫のサポート体制
取引先リストの整備から記事検索条件設定、納品までTSRが手厚くサポートいたします。また、更なる調査が必要となった場合はTSRの企業調査レポートなどで深堀することも可能
引用元:東京商工リサーチプレスリリース(2020.10.30)
と記載されていますのでTSRの調査レポートの事前サービスという位置づけのようですね。
まとめ
今回TSRがこのようなサービスを始めました。
このサービスが好評であれば追随する企業も現れると思います。
ますますネガティブ情報が一度流れ出すと延々とその情報を検索されてしまう時代になってしまっているようですので企業としては今までよりも更に身を引き締める必要がありそうですね。