喫煙者には本当に住みづらい世の中になりましたね。
街中ではタバコを吸えるスペースが激減しました。
今まではパチンコ屋などで一服していた方ももう従来のタバコは吸えないようです。
飲食店でも完全禁煙の店舗が増えています。
タバコを吸うと会社で白い目で見られたりすることもあるし、家族も止めろと言うし、自分でも止めたいけれど、どのように止めたらいいかわからない方も多いと思います。
そんなあなたに私が10年前にタバコを止めた方法をお伝えします。
この方法を実践すれば止められます。
私が体現していますので。
そういう私はどれぐらいタバコを吸っていたかというとおよそ10年です。
吸い始めた当初は1日0.5箱ぐらいだったのが、タバコを止める直前には1日1.5箱になっていました。
強烈なヘビースモーカーという訳ではないですがそこそこ吸う方だと思います。
そんな私がタバコを止める方法をお伝えします。
私はタバコを2ヶ月後に止めようと決め、日付を決めて準備をしていました。
なぜ準備期間を置いてから禁煙したかというと、禁煙宣言をしてからまた吸って、また禁煙宣言をするというタイプにはどうしてもなりたくなかったのです。
1回禁煙宣言をしたらそのまま成功したかったのです。
今回はその準備段階から禁煙宣言後のポイントまでをお伝えします。
準備段階
重いタバコから軽いタバコへシフト
私は医者では無く、タバコの専門家でも無いので、重いタバコの方が止めにくいのかどうか医学的、科学的な話は分かりません。
ただ重いタバコの方がガツンとくるというイメージは伝わると思います。
ですのでまずは重たいタバコを止めました。
具体的には、セブンスター(タール14mg)⇒マイルドセブン(タール10mg)⇒マイルドセブンライト(タール8mg)⇒マイルドセブンスーパーライト(タール6mg)マイルドセブンエクストラ(タール3mg)⇒マイルドセブンワン(タール1mg)という感じです。
※マイルドセブンというのはメビウスというタバコの昔の名称です。私が吸っていた当時はこの名称で販売されていました
軽いタバコへのシフトの方法
タバコを軽くするというと「軽くしたら吸った気がしない!」とおっしゃる方も沢山いると思います。
私もそうでした。
軽くしたタバコの最初の1本は確かに全然吸った感じがしないものです。
ただし、軽いタバコでも同じタバコを吸い続けると10本目ぐらいから吸った感じがしだします。
ここが最初の我慢のしどころです。
そのまま軽くしたタバコを3箱~5箱程度吸ってください。
それぐらい吸うと普通に感じるようになります。
人によって個人差はありますが、当時1.5箱ぐらい吸っていた私は1ヶ月~2ヶ月ぐらいでセブンスターからマイルドセブンワンまで落としました。
もちろんタバコを止める計画があったからできたことだと思います。
禁煙する意思を周囲と共有
タバコを吸っている人というのはタバコ仲間を欲しがります。
一緒に喫煙所に行く人、一緒に一服する人、隣でタバコを吸っていても怒らない人。
そこには連帯感がありますが、タバコ仲間にタバコを止めたいと思っていることは伝えましょう。
これはいざ禁煙宣言をした時に協力してもらうためでもありますし、日付を区切ることで自分自身を追い込むためでもあります。
アイコス等への移行
アイコス等の加熱式タバコは私がタバコを止めてから世の中にでてきたのでこれらに変えることが有効な手段なのかどうかは私にはわかりません。
ただ覚えておいていただきたいのは、喫煙される方の中には加熱式タバコなら匂いがないと考えてらっしゃる人がいますが非喫煙者にとっては匂っています。
特に加熱した瞬間の匂いはとても良い匂いとは言えませんので、加熱式タバコだから匂わないと主張していると嫌がられるかもしれませんね。
タバコをやめる方法7選
1.周囲に嫌煙宣言
これは絶対必要です。まず宣言することで禁煙中の人と認識されてタバコに誘われなくなります。たいていの人は禁煙宣言している人を喫煙所に誘ったりしません。
逆に吸おうとした時に止めてくれたりもします。
2.禁煙宣言を繰り返している人をチェック
自分たちの周囲には3か月に1度ぐらいのペースで禁煙宣言をしてはまた吸っている人がいますよね?
ではそういった人が周りからどう見られているか冷静に見つめてみてください。
他の部分はともかくタバコのこととなると意志が弱い、いつも禁煙と言っている、どうせまた吸うに決まっている。
どうしてもこういう目線で見られてしまっていると思います。
自分がそういう風に周囲に見られても良いか冷静に考えてみましょう。
きっと禁煙宣言をした以上は継続しようと思えるはずです。
3.禁煙を決意した理由を忘れない
それぞれの人に禁煙を決意した理由があるはずです。
健康のため、家族のため、お金のため。
人それぞれですがその理由を決して忘れないようにしてください。
禁煙しているとどうしてもタバコを吸いたくなる瞬間が何度も訪れます。
そんな時に禁煙を決意した理由は大きな助けになってくれるはずです。
4.タバコが似合う場所を遠ざける
現代社会ではタバコを吸いたくなる場所がまだまだ沢山あります。
今では吸えなくなった場所もありますが、当時で言えば居酒屋が筆頭でしたね。
更にはパチンコ、雀荘、カフェなどいたる所でタバコが吸えました。
当時は徹底的にタバコを避けるために同僚から飲みに誘われても「禁煙してるから」と断っていました。
お酒の席で禁煙を諦めた人はとても多いです。
今では居酒屋でも吸えない店も増えたと思いますのでその点は改善されているのかもしれませんが、とにかくタバコを吸うことが可能なお店は避けましょう。
5.口寂しくなった時のための対応を準備
タバコが吸えないとどうしても口元が寂しくなります。
私はこれに対してはフリスクとガムを用意してました。
禁煙後最初の1ヶ月ぐらいは常に何か噛んでいたと思います。
6.喫煙習慣のあるタイミングで意識的に我慢
タバコを吸うタイミングって多くの人が同じようなタイミングで吸っています。
朝起きた時の一服、食後の一服、トイレの後の一服、仕事の息抜きでの一服、お酒の席での一服。
これらのタイミングでタバコを吸いたくなるのは確かにタバコを吸いたいという欲求もあると思うのですが、一方で”習慣”がそうさせている部分もあると思います。
人間の習慣というのは恐ろしいもので朝起きる=タバコを吸う、食事を食べ終わる=タバコを吸うとかなり強力にインプットされています。
このタイミングは何となくタバコを吸いたいのではなく、このタイミングではタバコを吸うモノと強くインプットされていますので、逆に「今タバコを吸いたいのは習慣でそう思っているだけ」と強く意識しないとどこかで負けてしまうと思います。
7.自分がニコチンに支配されていることを意識する
改めて断っておきますが、私は医者でなければ、タバコの専門家ではありません。
ですのでここでお伝えする方法はあくまでも素人の私が禁煙するために生み出して自己流のマインドコントロールです。
この方法を周囲の人に話すとだいたい笑われるのですがお付き合いください。
私の考え方として、食欲や睡眠欲はそれ自体行わないと生物として活動できなくなるので決して逆らうことができないものです。
一方でタバコを吸いたいという欲望は本来人間には備わっていないはずのものなので、人間の遺伝子には無い欲望のはずなんです。
ですので今タバコを吸いたいという欲求があるのは自分の脳がニコチンに負けているからだと思い込みます。
科学的におかしな理屈かもしてませんがとにかくそう思い込みます(笑)
そして吸いたくなったタイミングで自分に言い聞かせます。
「自分はニコチン程度に支配される人間なのか、いや、そんなことはない!
ニコチンなんかに負けない!」
タバコが吸いたいと思ったタイミングでは本気でこうやって考えていました(笑)
でも私が禁煙できたのはこの思考に辿り着いたからだと思っています。
そもそもニコチンは摂取しなくても大丈夫なものですよね。
むしろ体内に取り入れないことが推奨されています。
ですのでニコチンを摂取したいと考える思考回路そのものが間違っているんだ!と強く考えることで我慢をしていました。
いかがでしたか?
禁煙で一番大変なのは最初の1ヶ月です。日を追うごとにタバコが吸いたくなります。
1ヶ月を超える頃になると徐々に和らぎますが、3か月目あたりでまた吸いたくなります。
タバコを止めるには禁煙してから3か月はタバコが吸える環境に自分を置かないことが最も役立つかもしれません。
でも一人暮らしされている方や家族がいても家で吸うことが許容されている方だと何だかんだ吸えてしまいますよね?
またどうしても吸いたくなると人は吸える場所を必死で見つけてしまうモノです。
ただ、ありふれた表現ですがタバコは百害あって一利無しです。
タバコを止めれば食事が美味しくなり、お金を使わなくなり、喫煙所を探してウロウロすることが無くなり、非喫煙者を待たせて肩身の狭い思いをしなくてよくなります。
頑張って禁煙しましょう!